琵琶峠 |
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琵琶峠は、麓からの実高80m・長さ1Kmで、中山道美濃・近江両国のうちでは、一番高い峠です。
そのため、眺望に優れ、往時から諸書にも書かれた名所の一つです。
頂上には和宮の歌碑があり、伊吹山や鈴鹿山脈、遠くは加賀白山も望めます。
約500mの長さ日本一の石畳は、県の史跡に指定されています。 |
天狗塚展望台 |
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「昔、年に1度日本中の天狗たちが集まって、技を競い合った」と伝えられる『天狗塚の大岸壁(高さ350m)』にあります。
海抜566mで日吉町内一番の高所。木製ベンチなどが設置された約300mの遊歩道が整備され、頂上には十一面観世音石碑が祀られています。
眼下には、木曽川の雄大な流れと大渓谷を、晴天時には恵那山・木曽駒連峰・木曽御岳・加賀白山・伊吹山、養老・鈴鹿の山や伊勢湾までもが一望でき、壮観です。 |
弁財天の池 |
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大湫宿と細久手宿の中間に位置し、太田南畝の『壬戌紀行』にも「小さき池あり
杜若(カキツバタ)生ひ茂れり 池の中に弁財天の宮あり」と記述された、750㎡程の浅い池で、小島にある天保7年(1836)に再建された石祠の中に元文5年(1740)に彫られた八臂の弁財天が祀られています。
現在も初夏には、杜若が美しい花を咲かせ、旅人の憩いの場になっています。 |
奥之田一里塚 |
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江戸から92里・京へ42里という、奥之田一里塚は、北塚が高さ3.5m・径12m。南塚は、一部地山を利用して、高さ4m・径10m。
ほぼ完全に近い姿で保存されており、全国的にも数少ない貴重な中山道史跡です。 |
開元院 |
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永享11年(1439)、備中丹木村の曹洞宗洞松寺の末寺として、鶴ヶ城主土岐頼元の協力を得、月泉和尚によって開基開山されました。
瑞浪市内では、土岐桜堂薬師に次ぐ古いお寺です。
本尊の聖観菩薩坐像(県・市重要文化財指定)、金爛法衣の木皮払子は、一見の価値があります。 |
北野神社 |
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慶長19年(1614)の創建で、菅原道真を祀り、学問の神として知られており、近郷からの参拝・祈願者が今も多くあるようです。 |
庚申堂 |
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細久手宿の庚申堂は、宿の東口、上町北手の上段にあり、寛政10年(1798)の宿の大火に類焼し、現堂宇は享和2年(1802)に宿の守護仏として再建されたものです。
境内には、類焼前からの寛文12年(1672)や享保5年の聖号塔・観音石像をはじめ、石仏・石塔・聖号碑・歌碑・役(えん)の行者祠らが並らび、庚申堂としてだけでなく、宿中の交流の場、旅人の憩いの場としても親しまれていたお堂です。 |
日吉愛宕神社 |
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日吉愛宕神社は、細久手宿の産土(うぶすな)神社で、宿の西端南蔵院跡の北手奥にあり、細久手宿を開いた国枝氏による文禄4年(1595)の創建されたものです。
境内入口に建つ天保14年(1834)の金比羅大権現碑は立派で、嘉永の山燈篭は風情があって、宿時代が偲ばれます。 |
西坂の穴観音 |
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西坂の穴観音は、寛政13年(1801)建立の一面六臂の馬頭観音石像であるが、「穴観音」とか「九万九千日観音」とか呼ばれ、観音の縁日に拝むと9万9千回分の利益があると伝えられて、宿民だけでなく、旅人からも信仰を受けていました。
現在も石室内は、線香やローソクの煤煙で真黒です。 |
秋葉坂三尊石窟 |
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秋葉坂の途中の右手上段に祀られているのが、秋葉坂の三尊石窟です。
明和5年(1768)の三面六臂の馬頭観音・同7年の千手観音・秋葉前立仏の3体が、それぞれの石室に並んで祀られており、坂の名の秋葉山の小祠は直ぐ上の木立の中にあります。
この三尊石窟は、宿時代道中安全を祈ってこの前で合掌し、往来した旅人たちの姿が目に浮かぶような風情のある場所です。 |
鴨之巣一里塚 |
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瑞浪市と御嵩町との境に近い尾根道の左右に並んでいるのが、江戸へ93里(約365m)、京へ41里(約151m)という、瑞浪市内4番目の鴨之巣一里塚です。
北塚は、高さ3m・径11m、南塚は、高さ3.5m・径10mと、共に低くなってますが、完全な円形で貴重一里塚です。
また左右対照でなく、地形上のことから両塚が16m程ずれて築かれており、当時の融通性が窺えて面白い。
また、この一里塚附近からの西・北方向の眺望もよく、養老・伊吹山系から加賀白山まで見渡せ、西の津橋からくじ場坂の急坂を上ってきた人馬や旅人たちにとっては、何よりの休憩場であったであろうと思わせる一里塚です。 |
中山道大湫宿 |
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細久手宿の東隣りの宿で、江戸から47番目の宿場町です。
脇本陣、十三峠、神明神社の大杉、再現された高札場、長細い町並みなど、往時のままの姿をとどめています。 |
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御嶽宿一呑(ひとのみ)の清水 |
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岐阜県の名水百選にも選ばれた名水。
街道を行き交う旅人の喉を潤していた清水で、皇女和宮降嫁の通行の際、この清水で野点を行なったという… |
御嶽宿謡坂(うとうざか)石畳 |
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近年、復元された石畳。
旅人が自らを鼓舞するために、謡を歌いながらこの坂を登ったことからこの名がついた。 |
御嶽宿七御前遺跡(マリアの里) |
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謡坂地内の農道拡張工事の際、墓地の一角よりキリシタン信仰の遺物が偶然相次いで発見され、この地に多くの隠れキリシタン信者が居た事が判明し、歴史上大きな資料ともなりました。
当時の幸苦に耐えた先祖の慰霊の意味と人々の幸福と平和を願って、平和の像(聖マリア像)が建立され、平和の聖地となっています。 |
御嶽宿耳神社 |
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中山道筋の岩山に建立された全国でも珍しい、耳の病とと安産に霊験ありと伝わる神社。
願いがかなったら、自分の年齢の数だけの竹の錐で簾を作り、奉納する。 |
その他 |
細久手宿周辺には、ここでご紹介していない道祖神や文学碑、辻燈篭、平岩など、数多くの見所が点在しています。
あなたもウォーキングをしながら、ご自分の足で発見してみませんか…
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